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憂「私にももっと構ってほしいのに・・・ううっ・・・んっ・・ハァハッ・・・」 ※ ガラッ! 純「お嬢さん、お悩みですね!?」 憂「ひゃあっ!?じゅ、純ちゃん!?」 純「私は純ではない!謎のお助けヒロイン、キューティー・純だッ!!」 憂「…やっぱり純ちゃんじゃない」 純「細かいことを気にするお嬢さんだね…助けてあげないよ?」 憂「へっ!?あ、あの…ごめんね?」 純「いいよ。で、何の悩み?」 憂「えーと…お姉ちゃんがね…」 純「なるほど!全て丸ごと完璧に理解したよ!」 憂「まだ全然説明できてないんだけど…」 純「つまりお嬢さん、君はお姉さんからの愛が足りない、そう感じているのでしょう?」 憂「な…何でわかったの!?説明し終わってないのに…」 純「金色のお助けヒロイン、キューティー・純は地獄耳なのだッ!」 憂「……盗み聞きしてたんだね…」 純「私に不可能はそんなにないのだッ!」 憂「あの、もう遅いからあんまり大きな声…」 純「お嬢さん、私にすべてお任せなさい!カモン、アズネコ!」 ガラガラ 梓「おじゃましまーす…」 憂「梓ちゃん!?」 純「これなるは我が忠実なるパートナー、魔法キャットのアズネコだよッ!」 梓「にゃーん」 憂「なんて覇気のない目…」 純「アズネコ、あれを出してッ!」 梓「しょうがないなあ純ちゃんは…ちゃちゃちゃちゃーん、おやつー」 純「さあお嬢さん、このおやつをお姉さんに食べさせてごらんなさい。たちどころにメロメロだよッ!」 憂「えっと…これ普通のシュークリームだよね…?ローソンの…」 梓「私が食べようと思って買ったんだけどね…」 純「ミッションコンプリート!長居は無用だ、行くよアズネコ!」 梓「にゃーん」 憂「ま、待って!純ちゃん!梓ちゃん!」 純「私は純ではない!無敵のヒロイン、キューティー・純だッ!さらば、お嬢さん!」 バサッ! 梓「……じゃ、また明日ね…バイバイ」 ガラガラ 憂「一体何だったんだろう…?」 憂「まあいいや…これをお姉ちゃんに食べさせればいいんだよね?」 憂「お姉ちゃーん?入るよー?」 唯「ん?どしたのういー?」 ボロロン 憂「シュークリーム食べない?」 唯「わーい!たべるたべるー!ありがとーういー!」 ジャララーン 憂「ふふっ。はい、どーぞ」 唯「もぐもぐ。はぁー、ちょっとぬるいけど美味しいねえ~!うい、ありがとー」 ジャララ~ン 憂「どういたしまして~♪じゃあね。ギターの練習頑張ってね!」 唯「うん!」 ボロロ~ン ガチャッ 憂「………これでいいのかな?」 2時間後 唯「うい~?」 憂「なっ、何!?おおおお姉ちゃん!?」 唯「おやすみ~。また明日ね~」 憂「えっ!?あ…う、うん…おやすみなさい、お姉ちゃん」 バタン 憂「………あれ?」 ガラッ 純「お嬢さん、お悩みですね!?」 憂「わあっ!?純ちゃん!また来たの!?」 純「私は純ではない!仮面を被ったお助けヒロイン、キューティー・純だッ!!」 憂「仮面?素顔だよ?」 純「相変わらず細かいことを気にするお嬢さんだね…眉毛を抜くよ?」 憂「ご、ごめんなさい…」 純「いいよ。で、何か悩み事?」 憂「あの…梓ちゃんにもらったおやつをあげたんだけど、何も変わらないよ?」 純「ふむ…カモン!アズネコ!」 ガラガラ 梓「にゃーん」 純「お嬢さん、おやつをあげた時お姉さんは笑った?美味しい美味しいとおやつを食べた?」 憂「う、うん…」 純「ならばよし!お姉さんは君の事を前より好きになっているはずだよ!大丈夫!さあ、帰るよアズネコ!」 梓「え?…何で呼んだの?」 憂「ちょ、ちょっと純ちゃん!?」 純「私は純ではない!サイボーグお助けヒロイン、キューティー・純だッ!お風邪など召されませぬよう!」 バサッ! 梓「…ごめんね」 ガラガラ 憂「あの程度じゃ焼け石に水なんだけどなぁ…」 翌朝 トントントントントントントントン… コトコトコトコトコトコトコトコト… 憂「はぁ…何だったんだろう、昨日の純ちゃん…梓ちゃんも」 ジャカジャ~ン! 憂「あ、お姉ちゃん起きた…起きていきなり練習?」 憂「お姉ちゃん、やっぱりまずはギー太なんだね…。顔を洗うよりも朝ご飯を食べるよりも、私におはようするよりも…」 ガラッ! 純「おはようお嬢さん、お悩みですね!?」 憂「……こんな時間にも来るんだね、純ちゃん…」 純「私は純ではない!目覚ましお助けヒロイン、キューティー・純だッ!!コーヒーを淹れてくれないかい、お嬢さん?」 憂「純ちゃん目ヤニついてるよ」 純「はあ…深い味わいだね…ブルマンかな?」 憂「リプトンの紅茶だよ。コーヒー切らしてるから」 純「…で、何の悩み?」 憂「…あの、お姉ちゃんがね、私におはようを」 純「オーケー!アズネコ!カモン!」 憂「…わかっていたとしても最後まで喋らせるのが人情だと思うよ?」 ガラガラ 梓「おはようにゃん」 憂「違う!グッドモーニャングだッ!」 梓「…グッドモーニャング」 憂「何でそんなに従順なの?」 純「アズネコ、あれを出してッ!」 梓「しょうがないなあ純ちゃんは…ちゃちゃちゃちゃーん、すきやきふりかけー」 純「さあお嬢さん、このふりかけを食卓に並べてごらんなさい。お姉さんはたちどころにメロメロだよッ!」 憂「残り半分くらいしかないね…」 梓「うちで使ってるやつだからね」 純「ミッションコンプリート!長居は無用だ、行くよアズネコ!そこのシャケを失敬しておきなさい!」 梓「にゃーん」ぱくっ 憂「あっ!ネ、ネコだから!?ネコだからなの!?純ちゃん!?梓ちゃん!?」 純「私は純ではない!荒くれお助けヒロイン、キューティー・純だッ!素敵な朝食を、お嬢さん!」 バサッ! 梓「…しょっぱいなあこのシャケ」 ガラガラ 憂「……おかずが…」 唯「ういー、おはよー」 憂「あ…お姉ちゃん、おはよう」 唯「どしたの?なんか元気ないよ?」 憂「う、ううん!何でもないよ!さあ、朝ごはんだよ!準備しておくから、顔を洗ってきてね!」 唯「うん!」 バシャバシャ 唯「お~、今日はシャケの塩焼きだね~、私これ大好きなんだぁ~!」 憂「ふふっ!さあ、座って座って?」 唯「はいは~い!」 唯「いただきま~…あれ?ねえうい、ういのシャケは?」 憂「あ、あのね、間違えて下に落っことしちゃって、だから今日はいいの」 唯「だっ、駄目だようい!ちゃんと食べないと丈夫な体になれないよ!?」 憂「大げさだよお姉ちゃん、一食ぐらい平気だよ」 唯「駄目っ!ちょっと待ってね!んしょ…はい、私のシャケ半分あげる!」 憂「え!?い、いいよ、そんな…お姉ちゃんの好物なのに…」 唯「いいからいいから、遠慮しちゃ駄目だよ?お姉ちゃんからのプレゼントなんだから、ね?」 憂「お姉ちゃん…うん!ありがとう!」 唯「えへへ~、じゃあさめないうちに食べよう!」 憂「うん!」 唯憂「いただきます!」 通学路 憂「そういえばふりかけ出すの忘れちゃったけど…まあ結果オーライ、かなあ?」 憂「はぁ…でもやっぱりお姉ちゃん、自主練したいから、って先に一人で行っちゃったし…」 憂「それに、純ちゃんと梓ちゃんと…どんな顔して会ったらいいんだろう…」 憂「はぁ…何で朝からこんなに憂鬱なんだろう…?」 憂「……学校、着いちゃった…」 梓「憂、おはよ」 憂「あ、梓ちゃん!?お、おはよう!!」 梓「どうしたの?びっくりした顔して…」 憂「だ、だって、その…」 梓「…みんなの前で余計な事言わないでよね」ボソッ 憂「わ…わかったよ、梓ちゃん…」 純「おっはよー、梓!憂!」 憂「お、おはよう、純ちゃん」 梓「おはよう純、朝からテンション高いね…」 純「そんなことないよ。むしろそっちが低すぎるの!特に憂!」 憂「えっ!?そ、そう!?」 純「んー?どうかしたの?顔色、あんまよくないよ?」 憂「ううん!何でもないの!何でもないよ!」 純「そう?ならいいけどね~」 梓「………」 憂「(いつもの純ちゃんだ…一体どういうことなんだろう?)」 授業終了 純「じゃね、憂!梓!ばっはは~い」 梓「お疲れー」 憂「ま、また明日ね、純ちゃん!」 憂「(今日一日…純ちゃんは今までと全然変わらない純ちゃんだった…)」 憂「(まさか…あの純ちゃんは私が見た夢?それとも妄想?)」 憂「(ううん…そんなことないよ…だって、梓ちゃんの態度は明らかに変わってるもん…)」 梓「…憂」 憂「ふえっ!?な、何?梓ちゃん」 梓「ちょっとだけ…時間、いい?」 憂「う…うん…」 梓「あの…さ…ごめんね、昨日と今朝のこと。びっくりしたでしょ?」 憂「うん…で、でもちょっとだけだよ?」 梓「本当に?」 憂「…ごめんね、本当はすごくびっくりした」 梓「だよね…まさか純がお助けヒロインだったなんてさ…」 憂「えっ!?」 梓「クラスメイト、しかも親友がお助けヒロインだなんて…嬉しいやら驚くやらだよね」 梓「あ、でもね、私は違うんだよ?普通の人間。魔法キャットじゃないよ」 憂「あ、梓ちゃん!?」 梓「純にね、協力して欲しいって頼まれたの。自分一人じゃ手が足りないから、って」 梓「…やっぱ、あんまりちゃんと出来てなかったよね?緊張しちゃってさ、どんなテンションでいればいいか迷っちゃったんだ」 梓「でも私、頑張ろうと思うの。だって、お助けヒロインのパートナーに選ばれたんだもん…!」 憂「(どうしよう…梓ちゃんが壊れちゃったよぅ…)」 憂「あのね梓ちゃん、お、落ち着いて話を聞いて欲しいんだけど…」 梓「だから、憂にお願いがあるんだ。純と私のことは、秘密にしておいて欲しいの」 憂「ひ、秘密って…?」 梓「お助けヒロインにとって、その正体を見破られることはすごく危険なことなの」 梓「だから、私達の正体を、みんなにバラさないでほしいんだよ」 憂「で、でも…あんな格好じゃすぐバレちゃうよ?というか、バレるとか以前にお助け」 梓「それは、憂が私と純の親友だから、あの変装をあっさり見破れたんだと思う。普通の人にはまず見破れないはずだもん」 憂「変…装…?あれ、変装してたの!?」 梓「憂…二つだけ…質問してもいいかな?」 憂「質問はともかく私の話をちゃんと聞い」 梓「まず一つ目…」 憂「話を聞いてよぅ!」 梓「憂…純や私のこと…怖い?気持ち悪いと思う?」 憂「へっ!?」 梓「純の正体がお助けヒロインだってこと。それに、私がパートナーの魔法キャットになったこと…」 梓「私たちはもう…普通の、平凡な女子高生じゃないから…。やっぱり怖いよね?気持ち悪いよね?」 憂「そ、そんなことないよ!怖くなんかないよ!気持ち悪くもない!純ちゃんも梓ちゃんも、何も変わらないもん!」 梓「憂…じゃあ、もう一つの質問。……これからも、私たちの友達でいてくれる?」 憂「あ、当たり前だよ!!いつまでも私たちは友達だよぅ!!」 梓「憂…ありがとう…本当に…ありがとう…!」 憂「梓ちゃん…」 憂「(お姉ちゃ~ん…なんだか変な展開になっちゃったよぉ~…)」 梓「ごめんね、憂。私はただ、憂の気持ちが聞きたかっただけだから」 憂「梓ちゃん…あ、あのね?私も聞きたいことがいろいろ…」 梓「あ、もうこんな時間!?部活行かないと!」 憂「へっ!?ま、待って!その前に私の話を…」 梓「ごめん!また明日!私たちのこと、くれぐれも頼むからね!」 タッタッタッタッ… 憂「梓ちゃん!?……あぁ…行っちゃった…」 憂「………この先…嫌な予感しかしないよぉ~」 憂「梓ちゃん…あんなこと本気で言ってるかな…?」 憂「お助けヒロインって…何なんだろう…?」 憂「純ちゃんも梓ちゃんも…おかしくなっちゃったのかなあ?そんなの嫌だよぉ…」 憂「…そうだ!純ちゃんにも話を聞いてみよう!」 憂「それにもしかすると、実は純ちゃんは梓ちゃんの妄想に付き合ってあげてるだけなのかも!」 憂「だとしたらおかしいのは梓ちゃんだけってことだから…」 憂「……どっちにしても梓ちゃんがおかしいことに変わりはないのかぁ…」 憂「ううん!とにかく今は純ちゃんだよね!まだジャズ研にいるはずだから…呼び出してみよう」 純「憂、今さっき梓がメールをくれたよ。ありがとう…憂のおかげで、私はこれからもお助けヒロインを続けられるよ…!」 憂「(やっぱり純ちゃんもおかしかったよぉ…)」 純「私はまだ…お助けヒロインを続けなくちゃならないんだ!それが、世界の願いだから…!」 憂「ずいぶん壮大な話になってきたね…」 純「ごめん憂、ここでは盗聴されるおそれがあるから…あまり長く話すのはまずいんだよ」 憂「はあ…」 純「今夜、何か予定はあるの?」 憂「予定?ううん、特にないけど」 純「よかった。じゃあ今夜、梓と一緒にお邪魔させてもらってもいい?」 憂「ふえっ!?う…うん、いいけど…」 純「ありがと。じゃあ今夜9時に行くね!よろしく!そいじゃ!」 タッタッタッタッ… 憂「はあ…まあとにかく、今夜色々お話を聞かないと。今の状況じゃ判断材料が少なすぎるもんね…」 憂「…帰りにケーキ買っていこっと」 平沢家、夜9時数分前 憂「えっと…お茶とお菓子の準備もできたし…あとは二人を待つだけか…」 憂「心配だなあ…冷静にちゃんとお話ができるかなあ…?」 憂「心細いな…味方が欲しいなあ」 憂「あっ!軽音部の皆さんを助っ人に…って、もう間に合わないよね…」 憂「お姉ちゃんは……駄目だよ、巻き込むわけにはいかないよぉ」 憂「…ううん、駄目だよね、弱気になっちゃ…!大切な親友のためだもん!」 憂「あ、もう9時になるよ、お出迎えに行かないと…」 ガラッ! 純「その必要はありませんよ!お嬢さん!」 憂「じゅ、純ちゃん!また窓から…」 純「私は純ではない!蘇ったお助けヒロイン、キューティー・純だッ!!」 梓「にゃーん」 憂「…とりあえず入ってね」 未完 戻る
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律「そうむくれるなって。 澪ってばなんだかんだ言って、一番先輩風を吹かせたいタイプだからな。 唯の方がそういうの目立ってたけど、澪もちゃっかりそういう部分はあったんだよ」 梓「……こんな言い方は失礼ですけど、妙に子供っぽいですね、澪先輩」 律「今更じゃね? そういう部分、今までも何度かあっただろ?」 梓「そうでしたっけ?」 律「全部ギャップ萌えとして吸収されてるから気付いてないのか……」 唯「それでそれで!? 澪ちゃんは誰に抱きつきたいの!?」 澪「う~ん……」 唯「私!?」 澪「いや、唯……でも良いけど、さっき抱きついたし……」 唯「じゃありっちゃん!?」 澪「律……よりも、先に梓を抱きしめたい」 梓「私ですかっ!?」 律「ほら梓。ご指名だぞ」 梓「で、でも……」/// 紬「ほら、梓ちゃん」 律「ほら、梓」 唯「ほら、あずにゃん」 梓「み、皆さんして! 一体どうしたんですかっ!? と言うか澪先輩がいつもと違いすぎます!」ガタッ! 律(そんな立ち上がってまでツッコまなくても……) 澪「それは、その……今は、素直になる罰ゲーム中だから……」 梓「た、確かにそうですけど……」 澪「それになんだか、この柔らかい感触とか、あたたかさとか、 誰か女の子に抱きつくのが癖になってきた……」 紬「まぁっ!」キラキラ 梓「唯先輩化してきてるっ!?」 澪「その……イヤ、か……? 梓がイヤだって言うんなら、私もその、無理強いはしないけど……」 梓(うっ……その上目遣いは反則です……)/// 梓「わ、分かり、ました……」/// 澪「ほ、本当か!?」パァ~ 梓(そんな嬉しそうな表情浮かべなくても……。 というか、身長の高い澪先輩がしゃがんだまま私に上目遣いしてきたり、 クールな印象が強い澪先輩がこんな素直に喜んだりしてるの見ると……。 なんか、ドキドキする……)/// 紬「それがギャップ萌えってやつなのよ~♪」 梓「また乙女電波ですかっ!」 律(今日のムギは全力全開だなぁ……。 まぁ、ずっと大富豪だったムギが一番喜んでんだから、罰ゲームがあるべき場所に着地した、 って感じだけど) 澪「それじゃあ梓、早速ギュ~ってしよう。ギュ~って」 梓「は、はい……」/// 梓(嬉しそうに言うなぁ……コッチはすごく照れてるのに……)/// 律「澪も素直になってきたなぁ……」 紬「そうね♪」 唯「澪ちゃんが素直だとこうなるんだね」 梓(いえこれ絶対頭のネジが緩み始めてますよ、先輩方) 澪「ほら梓。早く早く」 梓「わ、分かりました……」/// 梓(なんかこう、幼児退行が始まってるような気がしますし……) 梓「えっと……では」 澪「うん♪ ギュ~♪」ギュ~ 梓「ぎゅ、ギュ~……」/// 梓(あぁ……なんて良い匂い。っていうか色々と柔らかいです澪先輩……)/// 澪「ふふっ、梓可愛い♪」 梓(可愛いのはあなたの方です澪先輩。 後顔が埋もれるおっぱいがとんでもない柔らかさです……)/// 澪「あぁ……梓は本当に可愛いなぁ……唯が抱きついてるのを見て、ずっとこうしたいと思ってたんだ」 梓「ふぉ、ふぉうなんでふか?」/// 梓(あ、そうなんですか、って上手く喋れない) 澪「うん。そうなんだ」 梓(あ、でも通じた。と言うかさすがに、そろそろ苦しくなってきたかも……)/// 澪「だから今日」 バッ 澪「こうして梓を抱きしめられて、私はメチャクチャ嬉しいよ」ニコッ 梓「あ……」///カァッ 梓(っ……! もぅ~……! 顔を離したと思ったらこんな至近距離で微笑んでくるなんて……澪先輩ったら反則過ぎだよぉ~……)/// 律「中々に初々しいなぁ……」 紬「そうねぇ~♪」ポワ~ン 唯「心がホカホカとするねぇ~……」 律「と言うか二人共、髪型とか似てるせいか、ああして抱きしめ合ってると姉妹みたいだな」 唯「確かにそうだね。去年の合宿でもさわちゃんが言ってたし」 律「梓が髪を下ろすか澪が髪を括るかしたら本当に姉妹そのものだよな」 紬「澪ちゃんが釣り目で梓ちゃんがタレ目。そのぐらいしか違いがないものねぇ~」 律「そこが余計に姉妹らしさを際立たせるんだよなぁ……」 唯「うんうん」 澪「あ、そうだ梓。もう一つ頼みがあるんだけど、良いか?」 梓「な、なんですか?」 澪「唯みたいに、あずにゃん、って呼んでみても良い?」 梓「えぇっ!?」 澪「……ダメ、か?」 梓「いえ、その……」 梓(う~……だからそこでのその窺うような目遣いは反則ですよ、澪先輩)/// 梓「……わ、分かりました……」/// 澪「い、良いのかっ!?」パァ~ 梓「で、ですが! 一度だけです! それ以上は恥ずかしすぎますので!」 澪「わ、分かった。一回だけだな……恥ずかしいのがイヤなのは私も分かるし、その条件を飲もう」 梓「お願いします」 澪「ああ……では、いくぞ?」 梓「……はい」 梓(うぅ~……妙に緊張する~……)/// 澪「あず、にゃん」 梓「……はい」/// 澪「あずにゃん♪」 梓「はにゃっ!?」/// 澪「あ~ずにゃん♪」 梓「ちょっ、澪先輩!?」/// 澪「あ~ずにゃ~んっ♪」ガバッ 梓「や、約束が違います! と言うかいきなり抱きつくなんて聞いてな――」/// 澪「可愛い。可愛いよぉ、あずにゃ~ん♪」 紬「まぁっ! まぁまぁまぁまぁまぁっ!」キラキラ 律「あぁ~……やっぱこうなったか」 唯「こうなったかって、どういうこと? りっちゃん」 律「澪ってば、日頃は抑えてるんだけど、可愛いものとかには基本的に目が無くてな。 歌詞とか見てたら分かるだろ?」 唯「確かに」 律「いつもは梓がイヤがってるのも見てるし、 自分が先輩だからとか、周りの目が恥ずかしいからとか、色々と理由があるからああまではならないんだけど……。 今は、自分に素直になっても良い、って言われてるからな。 色々と抑えが利かなくなってきてんだろ」 紬「なんて素敵なの! 澪ちゃんったら本当に素敵だわっ!」キラキラ 律「ま、お察しの通り子供の頃の澪は、 野良猫とか可愛いものを見たらああして飛びついて抱きついたりしていたもんさ。 昔は自分を抑えるためのハードルも低かったしな。 私以外誰も見てなかったら真っ先にああなって飛びついてたんだよ」 唯「ふ~ん……ってことは今の澪ちゃん、罰ゲームで抑えのハードルが低くなってるのもあるけど、 私たちの前なら大丈夫だって思ってくれてるってこと?」 律「それもあるだろうな。 ってか、私たちの前でも大丈夫って思ってなかったら、そもそもこの罰ゲーム自体受けてなかっただろうよ」 唯「あぁ~……最初にゴネてたみたいに」 律「そ。最初にゴネてたみたいに。 あのままずっとああ言い続けて、意地でも罰ゲームなんて受けなかった―― いや、そもそも罰ゲームがあるゲーム自体しなかっただろうさ」 梓「ちょっ、ちょっと澪先輩……!」/// 梓(頬ずりだけは……! 頬ずりだけは勘弁して……! 顔が近い顔が近い顔が近いぃぃぃーーーーーー!!!)/// 澪「はっ! ごめん! 梓!」バッ 梓「あっ……」 梓(……ってなんでちょっと残念とか思ってるの私っ!)/// 澪「つい、夢中になって押し倒しちゃった……」 梓「い、いえ……まぁ、今回は特別に、許してあげます」/// 澪「ほ、本当かっ!? ありがとう!」パァ~ 梓(うぅ……メチャクチャ嬉しそうに笑ってくる……。 本当に澪先輩って可愛いし美人で……反応に困るよぉ……)/// 澪「……そ、それでさ、梓。もう一つだけ、お願いがあるんだが……」 梓「……まだあるんですか……?」 澪「うん。……その、迷惑とかだったら良いんだけど……。 こんな、素直になれる時しか言えないから、言うんだけど……」 梓「もうここまできたら構いません。言っちゃってください」 澪「……私のこと、お姉ちゃん、って呼んでみてくれないか?」 梓「…………」 梓「…………はぇ?」 澪「そ、そりゃ、突然言われたら戸惑うだろう、けど……。 その、私、梓にお姉ちゃんって、一度で良いから言われてみたかったんだ」/// 梓「え~っと……その、なんでまた突然に?」 澪「私たちがそっくりなのもあるけど……でもそれ以上に、後輩の梓に甘えられてみたいな、って思って」 梓「それで妹、ですか……」 澪「うん。それに私一人っ子で、一度で良いから妹ってのに憧れがあったんだ」 梓「まぁ、私も一人っ子ですし、そういう気持ちが分からないでもないですけど……」 澪「律に甘えることがあっても、律に甘えられることって、あまりなくてな。 誰かに甘えられたいんだ」 梓「はぁ……でもそれなら、妹じゃなくても良いんじゃないですか?」 澪「いや、梓の口から、お姉ちゃん、って言われてみたいっていう個人的な願望もある。 それにほら、その方が先輩後輩より、梓と近付けるような気がして……」/// 梓「そ、そうですか……」/// 梓(そりゃまぁ、先輩後輩より、姉妹の方が近いでしょうけど……)/// 梓「……分かりました。呼んでみましょう」 澪「ほ、本当かっ!?」 梓「で、でも! 今度こそ一度限りです! 何度お願いされても、これ一回こっきりですから!」 澪「あ、ああ! 頼む! 今度こそ暴走しないようにするからっ!」 梓「そ、それじゃ……それを信用して……。……ごほん。では、言いますよ?」 澪「ああ、頼む」 梓(……なんでこんなにかしこまってんだろ……? ……えっと……本当の姉妹みたいにだから、なんかこう、改まった空気のまま言うのもおかしいのかな……? じゃあフランクに、あくまでナチュラルに……そう、純にふざけて言うように……) 梓「ねえ、澪お姉ちゃん」 澪「っ!!」///ボッ 律「うわぁ~……澪のやつ、自分で頼んでおいて顔真っ赤じゃねぇか」 唯「お姉ちゃん、ってそんなに良いものなの?」 紬「良いに決まってるじゃないっ!」キラキラ 律「あぁ~……まぁムギも一人っ子だしな。一人っ子特有の憧れみたいなのがあるんだろ」 唯「そうかなぁ? お姉ちゃんって日頃から言われ慣れてるから分かんないや」 紬「羨ましいわ! 唯ちゃんっ!」 唯「じゃあ……紬お姉ちゃ~ん!」ダキッ 紬「はうっ! …………」 唯「……紬お姉ちゃん?」 律「安心しろ唯。あまりにも嬉しすぎてちょっと意識が飛びそうになってるだけだ」 唯「そうなの?」 紬「…………はっ!」 律「あ、戻ってきた」 紬「も、もう一度お願い、唯ちゃん!」 唯「紬お姉ちゃ~ん!」 紬「唯ちゃんっ!!」ギュ~ 梓「…………」 澪「…………」ポ~ 梓「……えっと……澪お姉ちゃん?」 澪「はうっ!」ボッ 梓(……なにこの可愛い生き物」 梓「澪お姉ちゃん」 澪「あぁっ!」/// 梓「澪お姉ちゃん!」 澪「ぐぅっ!」/// 梓「澪ちゃんっ!」 澪「ひあっ!」/// 梓「……って、先輩にちゃんなんて失礼でしたね、すいません」 澪「そんなことはない! もっと! もっとお願いしますっ!」 梓「えぇっ!?」 澪「後輩の梓にちゃんで呼ばれるなんて……お姉ちゃんと同じぐらい新鮮で良かったぞ!」 梓「そ、そうですか……?」 梓(あまり褒められてる気がしない……) ガチャ 憂「みなさ~ん」 唯「あ、憂。おかえり~」 憂「ただいま、お姉ちゃん。お風呂気持ち良かったよ」 唯「それは良かったよ~」 憂「でも、私が一番で良かったの?」 唯「良いんだよ良いんだよ。どうせ私たち、夜遅くまで起きてるんだし」 律「そうだな。文化祭でのライブが終わって、部室で寝ちまってもんな」 紬「たぶん、中々眠くならないわねぇ~」 律「ま、明日は振り替えで休みだし、別に良いんじゃないの?」 唯「そうだね」 憂「それで、次は誰が入られます?」 律「そうだな……んじゃ澪、入って来いよ」 澪「ヤダ!」 憂「えっ?」 律「ほらワガママ言ってないで。早く入って来い」 澪「ヤダ! もっと梓と一緒にいるっ!」 3
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澪「何が吐かんじゃボケ。デコにでも吐いてほしんか」 澪「ワシもう食い終わったけ行くわ。じゃあの」ガチャ バタン 紬「……なんで吐かなかったのかしら…」 律「ほ、発作中は吐かないのかな」 紬「そうなのかも…また一つ澪ちゃんの生態が解明されたわね~」 律「珍獣かよ」 唯「うぅう~…ヒック……ぇうっ」グスン 律「おい唯いつまで泣いてんだよ~、ほら私の顔食べて機嫌なおせよ」ブチ 唯「ありがとぉおおあんぱんまぁああん ひゃぶっ」ペロペロ 律「ぅあっ私の顔なめんな!アンパン食べろって言ったんだよこらっ!!」 紬「唯ちゃんずるいわ!私もりっちゃんの顔食べたい!」ガバッ 律「皆見てますからぁあああぁああ!!」 「ぅおえええっ!」ビタビタビタビタ 律唯紬「!?」 ざわざわ… 澪「携帯忘れ…ぉぶぇ!」ビチャビチャ 律「なにしてんのお前…」 律「…ってな感じでもー大変だったっつーのよ…カレーげろだったしさぁあ」 梓「うわぁあひどいですね」 澪「……不意打ちだったから私は悪くないだろ…」 律「しかもこいつその場から走り出しやがって結局私らで片したんだぜ~」 梓「うわぁああああひどいですねぇえ~っ」 澪「……不意打ちだったかr」 律「もういいっつーの」 澪「……」 … 紬「みんな~お茶が入ったわよ~♪」カチャカチャ 唯「待ってたよぉ~!ムギちゃん今日のお菓子は~?」 紬「唯ちゃんの大好きなショートケーキよ♪」 唯「ほんま!?やったでムギちゃん!うれしいよぉおお」 律「うまそー、やったな唯~」 梓「生クリームって心躍りますね、そこらの乾き物とは格が違いますね」 紬「はい唯ちゃん」カチャ 唯「わーい!いっただっきま~…」 梓「あっ。ちょっと待ってください先輩」 唯「えっ、何~?はやく食べたいよぉ」 梓「携帯携帯……」ゴソゴソ 梓「よし。録画準備……いいですよー、OKです。いつでもどうぞ」 唯「」 律「な、何してんだ梓……」 梓「唯先輩がお菓子食べてるムービー撮るんです」 律「撮ってどうするんだよ…」 梓「憂に先輩のお食事ムービー自慢されちゃったんで私も撮ろうかなって」 唯「あ、あずにゃんやめようよぉ…恥ずかしいよー」モジモジ 梓「私のことはかぼちゃだと思ってどうぞ気にせず食べてくださいよ~」ピロリン♪ 唯「……ぅう…」カチャ モグ… 唯「……」モグモグ… 梓「……」 梓「…う~ん……」キュポ キュキュー トン 唯「?」チラッ カンペ「もっと楽しそうに!感情をこめて食べて!」 唯「…………」 唯「おっ、おいしいよー」モグモグ 律「……なぁあずs」 梓「シッ!」 律「……」 梓「……」キュキュー トン カンペ「唯『甘くっておいしいよぉ~、あずにゃんみたい♪』 どうぞ!」 唯「……」モグ… 梓「……」ジーッ 唯「あまくっておいしいよーあじゅっ にゃんみたい」 梓「!!!」ジュル 律(クッソ棒読みだし……噛んでるし…) 唯(うぅ……)モグモグ 梓「……」カキカキ… 律(まだやんのか…いい加減声出したい…) カンペ「唯『あずにゃんあ~ん♪』→ケーキをカメラにくっつける勢いで!」 唯「……」 唯「……あずにゃんあーん」スッ べちょ 梓「!!!」バッ 梓「レロレロレロレロレロ」 梓「はいオッケーです」 唯「ふぁあぁああ~」ガタン 律「ったくアホくさいことすんなって…」 梓「大真面目ですよ~ …んん?」じぃい 律「…な、なんだよ」 梓「そういえば今日は律先輩ヅカモードだし、先輩のも撮っt」 律「叩き折るぞ」 梓「まぁまぁそんなこと言わずに、かわいい後輩のためだと思って~」ピロリン♪ 律「……」 律「はぁ。普通に食ってりゃいいんだろ?ったく」モグモグ 律「……(何が楽しいんだこんなん撮って)」モグモグ 梓「……」キュキュー トン 律「ん」 カンペ「ここでボケて!」 律「」 律「……あっ、私おでこに口ついてたんだー」べちょ 梓「えっ」 梓「なんですかそれ」 律「……//」プルプル 唯「りっちゃんおでこにクリームついてるよぉおおお」ガバァ 律「うわぁあああああ!」 澪「ングっ」 律「げぇっ!?澪待っ…唯離れろぉお!!」 唯「レロレロレロレロレロ」 澪「ぅぷ」 律「うわっ!おいやばっ…梓!」 梓「任せてください」パシンッ! 澪「いでっ!」 梓「…」パシンパシンッ! 澪「あがっ!ひぎぃ!」 梓「…」パンパン パシンッ 澪「ちょぁっ、やめっ…!い、いつまでビンtはぐっ!!!」 梓「律先輩のもういいぞコールが無いんで…」パシンパシン 澪「ぶへっ!はぶぁ!ひゃめへ……ゆるひて…」ボロッ 律「も、もういいぞ…」 梓「分かりました」ピタ 澪「はぁはぁ……ぅぐっ…」ドサリ 澪「……」 唯「し…死んだの?」 律「んなアホな」 梓「……」スッ 梓「! み、脈が…」 律「こらこら」 澪「……」ムクリ 唯「あっ、澪ちゃん大丈夫~?」 澪「帰る」 律「えっ」 澪「いじめられたから帰るっ…ぅう」ガチャ 律「ちょ、待てって澪~!」 バタン 唯律紬「……」 梓「あー…今度会ったら謝っときますから~……」 律「頼むわ…」 紬「どうしよう?」 唯「澪ちゃん帰っちゃったもんね…」 律「じゃあ私らも帰るか」 紬「そうね、じゃあ片付けて…あ、澪ちゃんのケーキまだ残ってる」 唯「食べる!」 律「おいおい唯は食欲魔人だな~」 唯「わーい」モグモグ ――― 澪「……」テクテク 澪「…」ピタ 澪「……だ、誰も追ってこないぞ……」 澪「くっそぉ……」テクテク 澪「……」テクテク 澪(こ、こんなのいつもの事じゃないかっ……なのに…)テクテク 澪「うぅ……」ジワッ 澪「……泣かないぞ…」 和「あら、澪。もう帰りなの?」 澪「あ…和……」 和「目赤いわよ」 澪「そ、そう?あれー、花粉症かな~っ」ゴシゴシ 和「…もしかしてあの不良の子達に……」 澪「えっ。ち、違う違う!全然違うって」 和「じゃあどうしたっていうのよ。泣いてたんでしょ」 澪「……ぅう……その……」 澪「ぶ、部活でいじめられたんだ」 和「え!?」 澪「それで飛び出してきたんだ…」 和「ほんとなの?」 澪「うん…梓が何もしてないのに私のことビンタしまくってきて…」 和「ひ、ひどい…」 澪「唯も…」 和「唯も!?唯も何かしたの!?」 澪「ビンタされて倒れた私を指差して『死んじゃったかな~w』って笑った…」 和「……」 和「嘘ね。流石にあの子はそんなことしないわよ」 澪「えっ」 和「はぁ……じゃあね」スタスタ 澪「」 澪「ドジった…梓の話だけにしとくんだった……くそぅ」 … 律「あ、私カチューシャ買いにいくからこっちだ」 唯「ばいばーい」 律「またなぁ。明日で一週間終わりかー、土日どうする?」 唯「んー…わかんないや。明日話そうよ~」 律「あいよー」 梓「……」 律「……」 律「…じゃあ私商店街行くから~」テクテク 梓「……」テクテク 律「あれ、ついてくんの?」 梓「だめですか」 律「別に。自由だし」 梓「ですよね」 … 梓「ありましたー?」 律「いや、この二つで迷ってんだけど……」 梓「どっちも黄色じゃないですか」 律「微妙に違うんだよ……こっちの方がいつものに近いかなぁ~」 梓「同じですって」 律「よく見ろって、も~これだから素人は」 梓「それよりこのねこと魚模様のやつがいいですよ~」 律「柄モノは嫌いだから却下」 梓「採用!」 律「却下」 梓「けち。じゃあちょっと試しにつけてみてくださいよ、それぐらい良いじゃないですか~」 律「やだよ恥ずかしい…気に入ったんなら梓がつけろよ」 梓「えっ」 律「…そうだ、たまにはお前がデコ見せたらどうだよ!wこらっ」グイ 梓「な、なんですか…やめてくださいよおおお」 律「ほらいいからつけてみろって!ほらほらぁああ」グイグイ 梓「んんんんんん~!」 スポ 梓「あっ」 律「」 律「ぶはっ!似合わね…うははは!w」 梓「……」プルプル 律「やべ、こりゃ保存だわw」パシャ 梓「!!」 律「…お~、いい反射具合だな~w」 梓「何すんですかぁあああ!!!」 律「うわっやめろ!やめろってっ!!」 梓「その携帯叩き折ってやるですよぉおおおおお!!」グイグイ 律「ちょちょ、マジで折れるだろこらぁああっ!」バッ 梓「はぁはぁはぁ……ふぬぅうううぅうう」 律「お、落ち着け!分かった消すから…もぉ~せっかく珍しいもん撮れたのに…」ピピ 律(なーんちゃって唯に送っといて後で回収しよっと)ピロリン♪ 律「…ほら消したぞ~」 梓「……」 梓「嘘ですね」 律「!? な、何言ってんだもう無いだろ、見てみろって!」 梓「誰かに送りましたね…唯先輩かな」 律「え゛っ!?まっさかぁああ~!」 梓「…電話していいですか?」 律「」 梓「もし電話して律先輩から写メが届いてたなんてことになってたら…」 律「……」ゴキュリ 梓「先輩の携帯にキャメルクラッチかけますよ」 律「うっ…」 梓「本当の事を言うなら今ですよ先輩」 律(な、なんだこのすっげーマジなオーラ……やッべ……) ブーンッ ブーンッ 律「!!」 梓「おや、メールですか?」 律「あ、あぁそうかなぁ~後で見ようかなー」 梓「見せてくださいよ」パッ 律「あっ!!や、やめろ!」 梓「……」ピピ From:唯 Sub:いっぱつギャグ? 『これあずにゃん?よくわかんないけどういに見せてみたら ういの腹筋ねじきれちゃってご飯作れなくなっちゃった!! なので今日はピザのでまえをとりまーす☆いいでしょ~♪ ゆい』 梓「…こんなん出ましたけど」 律「な、なんの事だろうな~!いまいちよくわかんないよなぁ!ははは」 梓「……じゃあこの携帯はブロッケンマンになってもらうという事で…」ググッ 律「あぁぁあ分かった分かった送ったよ悪かったよぉおおだから折るなぁあ!」 梓「…罰として律先輩は向こう一週間カチューシャ無しで生活してください」 律「はぁ!?なんでそんなk」 梓「…」グッ 律「!!」 律「し、しない!カチューシャしないから!だから携帯返せってぇええ!」バッ 梓「わぁ。あははは」 律「な…何笑ってんだ…」 梓「ほんとに折ると思いました~?」 律「」 梓「ぷぷ…結構マジビビリでしたね。ヘケッ」 律「……このやろっ…」プルプル 梓「これ買います、気に入ったんで」 律「え、買うの?」 梓「憂の腹筋がはじけとぶほどなら買うしかないじゃないですかー」 律(なんだそりゃ…) 13
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「お疲れ様でしたー!」 そして、閉幕後。 無事に初日を終えて、達成感と充実感に満たされながらも、私はやっぱり千聖のことが気がかりで仕方なかった。 舞台の中で、千聖は私のアドリブに笑顔で応えてくれた。歌の時も、目が合うと笑ってくれる。でも、これは実はあんまりいい傾向じゃない。 千聖は裏で喧嘩や揉め事があると、反動なのか、ステージではものすごく愛想が良くなる。ということは・・・ 「はい、℃-ute集まってー!」 軽い反省会の後、無事初日を終えたお祝いということで、ちょっとした懇親会みたいなのがあった。 キュートのみんなと、共演者のみなさんと、スタッフさん。ちっちゃい部屋で、ジュースを飲みながらみんなでお喋りをする。そんなささやかなパーティーの中で、私は意を決して、ニコニコ笑っている千聖に近づいていった。 「千聖、ちょっと」 「ごめんなさい。舞さん、後でもいいかしら」 「・・・うん」 撃沈。 口調は柔らかいけれど、きっぱりはっきりと拒まれてしまった。「いいの?」なんて愛理となっきぃが千聖に聞いているけれど、当の本人はまったく意に介していないみたいだ。 「はぁあ・・・」 肩を落として元いた席まで退散すると、苦笑しているえりかちゃんと舞美ちゃんが苦笑で迎えてくれた。 「何だ何だー?またケンカ?今度はどうしたの?最近毎日ケンカしてるじゃーん、とかいってw」 「うー…もうだめかも。舞、消えてしまいたいよ・・・」 「そんなこと言わないで、舞ちゃん。今は間が悪いんだよ。あせらないあせらない」 両側から頭をなでたり、肩を抱いてくれたり。今はそんな二人の優しさが心地いい。でも、根本的な問題が解決したというわけじゃない。千聖との問題を解決させない限りは、いつまででも自分の胸に、このもやもやは燻り続けることになるんだろう。 「えりかちゃん、お願い。舞、今日中になんとかしたいよ。どうにかならないかな」 今は、恋敵じゃなくて、お姉ちゃん。私はえりかちゃんの腕を両手で握って、綺麗な形の目をじーっと覗き込んだ。 「今日中ねぇ」 「ていうか、今すぐ。」 よっぽど必死な顔をしてたんだろう。えりかちゃんは「わかった」と軽くうなずいて、千聖の側に行ってくれた。二言三言会話を交わすと、2人はそっと部屋を出て行く。・・・今は、えりかちゃんを信じて待つしかない。 「お姉ちゃん・・・」 祈るような気持ちで舞美ちゃんに寄り添っていると、急に後ろから「舞ちゃん」と名前を呼ばれた。 「なっきぃ。」 「今、いいかな」 眉をしかめて、ずいぶん深刻そうな顔をしている。 「舞ちゃんさ、千聖と何かあったの?」 「うん・・・ちょっと、ケンカ中かな」 「・・それ、私のせい?」 「え?」 なっきぃの言葉は予想外だった。私は目を瞬かせる。 「さっきね、千聖と愛理と3人で話してるときに、その・・・痴漢、の話になったのね。愛理が昔被害にあったことがあって、とっさにピンで手刺して撃退したとか、そういう話なんだけど」 愛理、つえぇ。 「まあ、それは別にいいんだけど、その時千聖がこう言ったの。“そういう犯罪は、絶対に良くないわ。痴漢や強制わいせつは、とても怖いことなのよ。それなのに舞さんはどうして・・・あぁ、ごめんなさい。何でもないの”」 「うわぁ」 私は気が動転して、「なっきぃ、千聖のモノマネうまいね」なんて間抜けな感想を漏らしてしまった。 「もう、何それ」 「・・・ごめん」 「だから、ちょっと気になって。舞ちゃん、千聖にちょっとやりすぎな悪戯でもしちゃった?ほら、だって、私と変なの見ちゃったから、もしかしてそれが原因だったら申し訳ないし・・・」 舞美ちゃんの手前、なっきぃはぼかしぼかし喋っていたけど、言わんとすることは十分わかった。 「・・・そうじゃないよ」 だから、私は即否定した。別に、なっきぃが悪いわけじゃない。 「あれは、ただのきっかけだから。遅かれ早かれ舞は千聖にああいうことして怒らせることになったんだろうし」 なっきぃが黙って、まじまじと私の顔を見る。 「・・・・・え、つまり、舞ちゃんは、無理やり千聖とエッチしたってこと?」 「ちょ、ちょぉなっきぃ」 気が動転したのか、なっきぃは意外なほど大きな声でそう言った。周りにいた人たちの視線が集まる。 「ど、ど、どどどどうしよう!私のせいで舞ちゃんが」 「え?え?え?え?」 泣き崩れるなっきぃに、目にいっぱいクエスチョンマークが浮かんでる舞美ちゃん。愛理はスタッフさんとの話を中断して、目をしばたかせてこっちを見ている。 「・・・舞が?チカン??ちっさーに???エッチ????えええ?」 「みぃたぁん・・・うわあああん」 「いや、違う。違わないけど。待って、舞の話を聞いて」 いよいよ手に負えない感じになってきたところで、目の前のドアが開いた。場違いなほどすっきりした顔で、えりかちゃんが戻ってきた。 「舞ちゃん、お待たせ・・・え、あれ?」 泣きじゃくるなっきぃに、ぽかーん顔の舞美ちゃん。困惑する周りの皆さん。異様な光景に一瞬躊躇するも、えりかちゃんはすぐに気を取り直して「とりあえず、行ってきたら?」と私を促してくれた。 「でも、」 「ケッケッケ。よくわかんないけど、こっちはまかせて」 「うん。千聖待ってるよ。奥から2番目の部屋ね。」 「・・・わかった」 あきらかに面白がってる愛理はともかく、えりかちゃんがそう言うなら。私は大急ぎで、目的の部屋に向かうことにした。 「・・・・千聖。」 第3稽古室と書いてあるその場所で、千聖はほおづえをついていた。 私が入っていっても別に驚かなかったから、きっとえりかちゃんから少し説明があったんだろう。相変わらず私の顔を見ようとはせず、しかめっつらであっちの部屋から持ってきたお菓子をぽりぽり食べている。 「・・・舞ちゃん、立ってないで座ったら」 「あれ。お嬢様じゃないの?また戻ったの?何で?」 「わかんないよ。えりかちゃんがスイッチ入れてくれるのかと思ってたけど、違うみたい。なんか勝手に変わるのかも・・・って別に今そんなのどうでもいいじゃん」 千聖はやっと顔を上げて、自分の隣の椅子を私のために引いてくれた。不機嫌なことに変わりはないけど、今度は私をちゃんと正面から見てくれた。 「怒ってるんだからね」 「うん」 「何であんなことしたの」 まだ少し怯えているのが、目の動きでなんとなくわかる。その顔を見てると、こんな状況だっていうのに、変に胸がドキドキする。 「何その目。やっぱり舞ちゃん変だよ。絶対おかしいから」 「だからごめんってば。謝ってるじゃん」 「何だその言い方。どうせ反省してないんでしょ」 「はぁ?してるし」 千聖は少し調子を取り戻してきたみたいで、徐々に言い合いがヒートアップしてきた。 この勢いなら、なしくずしで仲直りできるかもしれない。 でも、私はちゃんとけじめはつけておきたいと思った。それが千聖への誠意であり、わざわざ機会を作ってくれたえりかちゃんへの礼儀でもある気がするから。 オホンと一つ咳払いをして、話を軸まで戻す。 「・・・なっきぃの家で、エッチビデオを見て」 「は?え?・・・うん」 「それで、何て言うか・・・・千聖と同じようなことしたら、どうかなって思ったの。まあ痴漢はだめだけど、エッチぐらいなら受け入れてくれるかななんて思って。それで、あんなことをしました。すみませんでした。」 こうして言葉にすると、私って本当に最低なことしたんだなとあらためて感じる。何だ、その理由は。 「最悪・・・」 「でも!私は千聖が良かったんだよ。舞美ちゃんでもえりかちゃんでもなっきぃでも愛理でもなく、千聖としたかったの。好きなの、本当に。千聖のことが。 だから舞以外の人とはしないでほしかったの。・・・でもあんなことはしちゃだめだったと思うけど・・・ごめんなさい・・・」 自分でもかなり勝手なことを言ってるとわかっているから、最後のほうは尻すぼみになってしまった。はずかしくて千聖の顔を見れない。 「もう、わかったから。舞ちゃん」 少し時間が経ってから、千聖はそっと私の顔を撫でた。顔を上げると、たまに見せる、困ったような笑顔をしている。 思わず抱きつくと、優しく背中に手を回してくれた。そして、「でも、本当に怖かったんだよ」とつぶやいた。 「ごめんね」 「舞ちゃんが、違う人みたいに見えた。舞ちゃんにされたことも怖かったけど、それより、舞ちゃんと千聖の関係がめちゃくちゃに壊れちゃうんじゃないかって思って。それが一番怖かった。」 「ごめん、千聖」 「千聖、舞ちゃんのことちゃんと好きだよ。だから悲しかったの」 本当にバカ。信じられないぐらいバカ。 許されると思って調子にのって、こんなことまで千聖に言わせるなんて。最低人間だ、私。 頭の上に鉛でも乗っけられたように、自然に頭がズドーンと下がっていく。 「そんな顔しないでよ、舞ちゃん。相方がそんなんじゃ、千聖も元気でないよ」 「・・・まだ、舞は千聖の相方でいいの?」 「当たり前でしょー」 それで千聖は、やっと、しばらくぶりに満面の笑みを見せてくれた。 「もうあんなことしない?」 私の髪を撫でながら、お姉ちゃんな声で千聖が聞いてくる。 「・・・それはわかんない。だって、やっぱり好きなんだもん。千聖のこと」 「最悪・・・」 でもその声は柔らかくて、千聖はまた困ったように笑っていた。 「千聖。」 「うん」 自然に顔が近づいて、唇が重なる。今度は千聖は暴れないで、じっと受け入れてくれた。 あの時みたいに、興奮はしなかったけど、私は幸せだった。キスで穏やかな優しい気持ちになれるなんて知らなかった。それはごく普通のキスだけれど、今まで何度かした中で一番気持ちがよかった。 「・・・そろそろ戻らなきゃ。千聖、先に行くね」 しばらくして顔を離すと、少し赤い顔で千聖は勢いよく立ち上がった。・・なんだ、ムードも何もあったもんじゃない。 「一緒に戻ろうよ」 「やだよ。えりかちゃんに何か言われる。さっきだって舞ちゃんが来る前すっごいからかわれたんだから」 千聖はこういうとこ、結構ドライだと思う。まあ、やっと許してもらえた立場で文句は言えないけれど。 「ねえ、私とえりかちゃんどっちが好き?」 その代わりといっては何だけど、千聖が部屋を出る寸前、私は本日最後のワガママをぶつけてみた。千聖は目をパチパチさせながら振り返った。 「ねえ、どっちが好き?」 語気を強めてもう一度問いかけると、千聖は少し考え込むように黙ってから、黙って唇の端を吊り上げた。これは、なかなか嫌な笑顔だ。 「・・・えりかちゃん、かな」 「はぁ!?何でよ」 「えりかちゃんは舞ちゃんみたいに、千聖が嫌がることしないもーん」 自分から仕掛けたとはいえ、千聖の返答に、私はガックリ肩を落とした。 「・・・もーいい。さっさとえりかちゃんのとこ行けば?舞もすぐ戻らせていただきますから」 「・・・でも、舞ちゃんのことも好きだよ。」 苦笑したまま私を置いて行こうとした千聖は、去り際そんなことを口走った。 「は・・」 「うへへ、大好き!」 ニカッと笑って、ピースサイン。今度は振り返らずに、鼻歌なんて歌いながら、千聖の声は遠ざかっていった。 「・・・何それ。ずるい。」 後悔とか、反省とか、安心とか。いろんな気持ちが混じって、私は一人静かな部屋でじたばたした。 「やっぱバカだな、舞って。千聖バカって感じだ」 千聖バカ、か。自分でいうのもなんだけど、こんなしっくりくるあだ名も珍しい。 「ふふふ」 とりあえず、このニヤニヤが収まるまではここにいよう。唇を指でなぞって、私はもう一度小さな笑い声を漏らした。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
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35 名前:SS「たれりっちゃん」[sage] 投稿日:2009/07/19(日) 20 47 26 ID kZnDbMV5 憂「けいおん部のマスコットストラップを作ってみました」 律「おぉ!あたしたちのデフォルメキャラか。あいかわらず器用だなぁ憂ちゃん」 紬「小さなぬいぐるみがストラップになってるのね……可愛いわぁ」 澪「なんか唯だけいやに精巧な気がするんだけど……」 憂「お姉ちゃんはほら、普段からたれてるんで……」 唯「た、たれてるなんてひどいよ憂!」 梓「事実じゃないですか。しかしたれゆいせんぱい可愛いなぁ。いぢめたいなぁ」 唯「ぶーぶーっ!それじゃあこのたれりっちゃんだって結構上手くできてるじゃん!りっちゃんもごろごろしてるから作りやすいんだよう!」 律「なんだとー!……と否定できないなぁ……」 澪(たれりつかわいすぎる……) 律「憂ちゃん憂ちゃん、これもらっちゃっていいかな?」 憂「えぇ、いいでs」 澪「ちょ、律のは私がもらうよ!」 律「えっ?」 澪「じ、自分のストラップつけても仕方ないじゃないか!だからこのたれりつは私がもらうよ!」 律「で、でも自分がモチーフだし……」しゅん 澪(あぁっ……律がしゅんとしてる……心が痛いよう……でもたれりつは欲しい……律の笑顔……) 澪(比べるまでもねぇ!) 澪「律ごめん!これ返s」 律「じゃあたれ澪もーらいっ!交換ってことにしよーぜーっ!」 澪「えっ」 律「一人一個なんだし、いいだろ?まさか澪、自分のも一緒につける気だったのか?」 澪「そ、そういうわけじゃ……(そう言われると二人並べてみたかった)……ないし……いいよ!」 律「そっか!それじゃさっそく~♪」しゅるる 澪「それを私だと思って大事にしてね!片時も離さないでね!絶対だよ!私もずっと持ってるから!約束だよ!」 律「う、うん……わかった」 澪「おはようからおやすみまで律を見守るからね!」 唯「……澪ちゃん、重いね」 梓「物理的な意味じゃなくて、ですよね」 紬「愛はいくら重くてもいいのよ」にこにこ さわ子「ねぇねぇ憂ちゃん、私のストラップはどこ?」 憂 「えっ?」 さわ子「えっ」 出展 【けいおん!】田井中律は虹色カチューシャ45【ドラム】 このSSの感想をどうぞ 名前 コメント すべてのコメントを見る えっ -- (名無しさん) 2010-05-22 11 32 36
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唯の部屋 憂(唯)「そういえば、中の生活はどうだった?」 憂「………」 憂(唯)「憂…?」 憂の身体が小さく震えています 顔を覗き込むといい歳して泣いてました 憂「うぅっ…!寂しかった!!」ポロポロ 憂「お姉ちゃん、手紙もくれないし面会も来てくれないんだもん……」ポロポロ どうやらわたしへの怒りが完全に治まっているようです 憂「もういい子にするから、おねえちゃんと離れたくないよぉ……」ポロポロ 憂(唯)「!」 『お姉ちゃんいないと死んじゃう病』が発症しました この状態の憂はわたしのさじ加減一つで天使にも悪魔にもなります さて、何しようかなww その日の夜、憂にトラックの運転を教えてあげました もの覚えがいいので、すぐに人をはねるレベルまで上がりました キキィィィィィィ!!!ドンッ!!! 憂「………」 唯「どう?」 憂「き、気持ちいい……」 唯「だよね!?人をはね飛ばした瞬間が堪んないよ!!」 憂「お姉ちゃん!次に行こ!次!」 唯「よーし!今日は徹トラだよー!」 わたしたちは飲み屋をハシゴするかのように夜の街に繰り出しました 次の日、わたしは何気ない顔をして学校に行きました あずにゃんに脅されて澪ちゃんたちを轢いたのでみんな優しかったです 紬「唯ちゃん大変だったわね……」 和「これからはちゃんと相談するのよ?」 唯「うん、心配かけちゃったね……」 ブス共と会話をしてあげてると異変に気づきました 律っちゃんがいない 唯「あれ?律っちゃんは?」 その時でした 廊下から聞き覚えのあるエンジン音が聞こえたのです ブロロロロロロロロ…………… まさかと思い、わたしたちは廊下に出ました そこには生徒を次々とはねてるトラックがいたのです すぐに犯人がわかったのですが、とりあえずあずにゃんの名前を出しときましょう 唯「あずにゃんだ!あずにゃんだよ!」 そうこうしている内にトラックは階段を降りていき姿が見えなくなりました 和「酷い……」 唯「あずにゃんめ~」 唯「やっと学校に来たと思ったらこれだよ!」 紬「………」 紬「ホントに梓ちゃんかしら…?」 タクアンが何か言ってます 紬「一瞬、律っちゃんの姿が見えたような……」 やっぱバカですww 平沢家 憂「お姉ちゃんごめんなさい!」 唯「昼間は運転しちゃダメって言ったよね?」 唯「どうして分からないのかな?顔を見られたらどうするの?」 憂「大丈夫だよ、ちゃんとカチューシャして律さんの…… 唯「そういう問題じゃないよ!!」 唯「言うこと聞けない子はお巡りさんだよ!今からお巡りさん呼ぶね!?」 憂「や、やだ!!もうお巡りさんは……うぅっ…!」ポロポロ 憂はあらかじめ、前の日の夜に律っちゃんを夜襲し学校を休むように仕向けました そして、律っちゃんに変装しトラックに乗って暴れたのです もう以前の憂じゃありません 今や平気で人を落とし入れる殺戮兵器です 憂「おねえちゃぁん……」ポロポロ だけど、こうなってしまったのもわたしが原因なのかもしれません 特別に許してあげます 唯「次やったら、めっだよ?」 憂「うん!」 その日の夜、律っちゃんが家にやって来ました 律「唯!さっきのメールどういうことだよ!?」 律「警察が家に来たぞ!」 わたしは律っちゃんにメールをしたのです 『律っちゃんに変装した変な人が学校で暴れてたよ!』 『お巡りさんが来るからわたしの家に来て!』 唯「メールの通りだよ」 唯「わたしは犯人の顔を見てないから分からないけど、ムギちゃんが律っちゃん律っちゃんって言いふらしてて……」 律「はぁ?くそっ意味がわかんね……」 唯「そういえば律っちゃん、その頭の包帯はどうしたの?」 律「これか?これは昨日通り魔にバットでやられたんだ」 律「最近、ツイてないよ……」 憂「ぶふー!wwwwww」 律「えっ?」 憂「………」 唯「しばらく、わたしの家にいなよ」 唯「あずにゃんもいるし……」 律「梓いるのか!?あの野郎…!」 唯「律っちゃん、あずにゃんを攻めないであげて」 唯「あずにゃんも大変だったんだよ」 律「でもさ、お前に人殺しをさせたんだぞ?」 律「なんで庇うんだよ?」 唯「あんなクズでも、大事な後輩だからだよ……」 唯「軽音部の後の事はあずにゃんにしか任せられないもん……」 律「唯……」 憂「律さん、喉渇いてないですか?」 憂「ジュース作ってみたんです」 律「ジュース?」 憂「はい、憂ジュースって言います」 憂「まぁお姉ちゃんが作ったんですけど……」 律「唯が作ったのかwちょっと心配だなww」 そう言うと律っちゃんはジュースを口に運びました 憂に目を向けると、憂はプルプルと震え笑いを耐えていました 律「ぷはー!うめー!!」 律「唯にこんな才能があるなんて知らなかったよ」 律「将来はジュース屋さんで決まりだな」 唯「えへへ、ういー!就職先が決まったよー!」 憂「ちょwwお姉ちゃんやめてwwww」プルプル 律「?」 その後、律っちゃんをあずにゃんのいる憂の部屋に連れて行きました 事情を話して首輪もつけてもらってます 6
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戻る わっふるわっふる -- (名無しさん) 2011-11-06 20 08 28 どうして現行で支援してやれなかったんだ……俺のバカッ! あ、最高でした -- (名無しさん) 2011-11-06 20 25 16 素晴らしい -- (名無しさん) 2011-11-06 20 54 21 ちょっと間抜けでヘタレな憂ちゃんもいいもんです -- (名無しさん) 2011-11-06 21 05 01 たまらん -- (名無しさん) 2011-11-06 21 43 01 二人とも可愛い! -- (名無しさん) 2011-11-07 00 10 33 いい姉妹だ -- (名無しさん) 2011-11-07 00 43 02 最近唯憂分が足りないから良かった もっと増えないかなあ -- (名無しさん) 2011-11-07 05 17 39 補給完了しました。 -- (通りすがり) 2011-11-07 07 13 30 大人な感じの唯いいね -- (名無しさん) 2011-11-07 16 46 18 いいな -- (名無しさん) 2011-11-07 19 08 50 充電完了 -- (名無しさん) 2011-11-07 21 19 12 ごちそうさまでした -- (名無しさん) 2011-11-24 23 07 11 これは 平沢唯(23) 平沢憂(22) で再生 -- (名無しさん) 2012-02-26 08 34 10 このお姉ちゃんは強い -- (名無しさん) 2020-02-05 21 59 52 いいーー -- (名無しさん) 2021-02-22 00 49 30
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451 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 03 17 50 ID ??? キラ→ラクスを公私で支える為に出ていく。 ウッソ→シャクティと共にザンスカールへ。 シン→未定。多分、出ていく。 カミーユ→同上 ロラン→ディアナ様と月へ?ソシエお嬢様の家へ? ヒイロ→リリーナを影から支える為についてゆく。 刹那→マリナと中東へ?ネーナと出てゆく?CBとして世界各地で活動? ジュドー→ハマーンと木星へ。 アル→多分、まだ大学生 シュウト→同上 アムロ「予想してみたらこうなった」 マイ「私と姉さん、キャプを入れて六人ですか。大分減りますね」 セレーネ「……その時私はさ、さんじ……忘れましょ」 453 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 03 41 24 ID ??? 451 シュウト「マイ兄ちゃん居残る気なんだ…」 キャプテン「ミスモニクが黙っていない確率95%」 アル「セレーネお姉ちゃんも…おばちゃんって呼んでたらプレッシャーになるかなあ」 452 キャプテン「マスター、変態を処分した」 454 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 11 24 12 ID ??? 453 その頃にはセレーネは多数の甥や姪から「おばちゃん」連呼されてると思う でも開き直って居座りそうなのがセレーネ 455 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 11 30 48 ID ??? ???「ねーおばちゃん」 セレーネ「・・・・・・・・」 ???「セレーネおばちゃんってばー!」 セレーネ「・・・・・・・お姉ちゃん」 ???「へ・・・・・?」 セレーネ「お・ね・え・ち・ゃ・ん」 ???「・・・・・・・せ、セレーネおねえちゃ、ん?」 セレーネ「あら、何かしら?」 456 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 11 30 48 ID ??? ナナイ「………」 シャア「まぁ、その。なんだ、落ち着け」 ナナイ「いつになれば『お姉さん』と呼んでくれるのでしょうか…… 宿題を見てあげた時も『おばちゃん』連呼でした……」 シャア「私にとっては綺麗な女性だよ……それでは足りんかね?」 ナナイ「ありがとうございます、社長……ですが、子供は本質を掴む生き物ですから……」 クェス「まぁ、私みたいなピチピチな女の子から見れば、おばちゃんでクソババァなんだけどね」 ナナイ「小娘が!あなたもそのクソババァになるのよ!」 ギャーギャー 457 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/08/02(日) 11 41 57 ID ??? ヒイロ「 455という未来をゼロが見せたんだが」
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戻る この頑張りすぎてドジ気味になっている憂がイイ -- (名無しさん) 2010-04-29 12 29 25 ういういしい…… -- (名無しさん) 2010-04-29 14 50 38 こういうのイイ -- (名無しさん) 2010-04-29 15 22 01 憂しゃん・・・ -- (名無しさん) 2010-04-30 00 35 32 憂々しい…新語だな -- (名無しさん) 2010-04-30 00 36 48 僕はしにましぇん -- (名無しさん) 2010-04-30 01 00 29 なるほどこれが憂々しいか…すばらしい -- (名無しさん) 2010-05-01 06 12 39 憂々しいな -- (名無しさん) 2010-09-03 19 12 47 うわー平和だなぁ。 -- (通りすがり) 2010-09-03 20 18 41 ムギの言ってることが何処まで本気なのかwwwwww -- (名無しさん) 2010-10-03 18 28 46 ちゃんと返事をしない唯が悪いwwww -- (名無しさん) 2010-10-03 19 48 52 オチのAAがいい味だしてます。 -- (七誌) 2010-11-21 01 01 04 唯は札束で頬を叩かれるのに憧れていたような・・・ -- (名無しさん) 2011-01-21 12 41 40 ↓無言でビシバシはさすがにな…w 「これがええのんかぁ~?」ってわっさわっさして貰えばきっと悦に入ってたさw -- (名無しさん) 2011-01-21 12 53 48 梓の案も気になるな -- (名無しさん) 2011-01-21 13 40 14 あと、和案も -- (名無しさん) 2011-01-21 13 40 39 面白かったです。オチが結構好きです -- (名無しさん) 2011-03-03 19 31 56 憂「なん…だと?」が、何故か笑えたわwww -- (名無しさん) 2011-04-18 22 47 40 あずにゃんの出番があったらバトル路線になるからな -- (名無しさん) 2011-04-19 01 12 27 紬のさわちゃんへの行為はどう考えても「告白」じゃなくて「買収」なのでは……。 -- (名無しさん) 2011-07-27 15 52 18 つまり札束ではなく、おっぱいでパシンパシンとしていれば良かったってわけで。 あ、じょ、冗談だって、目がマジなんだから……たわばw -- (名も無きモヒカン) 2011-07-27 16 32 16 武田鉄也のネタかな。。懐かしいな。 -- (名無しさん) 2011-07-27 16 51 24 憂憂しいwwww -- (名無しさん) 2011-10-11 01 36 15 実際付き合っても距離感変わらなそうなくらい仲良しだからね唯憂は -- (名無しさん) 2019-12-10 01 31 07
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唯憂編 唯梓編 唯梓憂編 唯梓和編 おまけ 唯梓和編は作者別 唯梓編の続き おまけは唯憂・憂和(未完) 2009/09/06 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252217395 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る Sな梓好きじゃないな〜 -- (カブレラ) 2012-02-27 06 01 45 良かった -- (名無しさん) 2012-01-16 03 08 51 個人的には唯梓憂までが好き。 -- (黒猫) 2011-03-21 11 35 02 唯梓憂編は、ハッピーエンドで良かった…! -- (とある学生の百合信者) 2011-03-15 02 15 37 なんかすごいな。 -- (通りすがり) 2011-01-12 23 42 57 胸だけでイカせるなんてさすが憂ちゃん -- (名無しさん) 2011-01-12 23 30 36 メガネなんなの?糞邪魔なんだけど -- (名無しさん) 2010-08-12 23 44 46